***ねこちん第10話  里親さがし***
***平成13年(2001年)のお話***

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この話の頃(24年前)と現在では「猫を飼う」ことに関する世の中の状況が
少し違っているように思います
現在は完全室内飼いが90%近いそうですが、
当時は「室外出入り自由」にしていた家が半分くらいだったかと。

そして、
病気や交通事故のこと等を考え、室内飼いにしていきましょう~~
というような流れが少しずつ始まっていました

その辺りを考慮していただいた上で
この話を読んでいただけると良いかと・・・思います(^^)/



 
最初におことわりしておくと・・・
我が家は里親さがしをしている家ではありません!
(ネットで見ましたと言って我が家の前に猫を置いてくなんてことしないでね)笑


だいたい猫を飼ったら、増やすつもりがないなら避妊去勢手術をするのは常識。
仔猫がたくさん生まれてしまってから
「どうしよう・・・」なんて人間の勝手だといつも腹立たしく思う。


多ければ一年で10匹も仔猫を産む猫だっているんだから。
我が家の猫ちゃんは男の子だから・・・と
去勢手術をしない飼い主さんもいる。
そのせいで、どこかで野良ちゃんの子供が
たくさん誕生してるんだと自覚してもらいたい。


まだ眼の見えない野良ちゃんの子供は交通事故などで亡くなることが多いそうだ。
これ以上不幸な猫ちゃんを増やさないためにも、しっかりしようよ!人間!!


そんな私だが、やむにやまれず一度だけ
里親探しを引き受けたことがある。
知人が大怪我をした猫を保護した。

年齢は不明だが女の子だ。
ミーちゃんと名前をつけた。

腰から下が曲がってしまっている・・・
たぶん交通事故にあったのだろう。

猫の生命力もすごいものだが、彼女もよく面倒をみて、
ちょっと見ではわからないくらいに治してしまった。


ほとんど怪我も治り、家の中をチョコチョコとしだしたと思ったら、
パッと窓から出てしまった。
あんな体で、どこへいったのだろう・・・
彼女もかなり探したようだが見つからなかった。


3日後に帰ってきた。

しばらくすると何と!!おなかが大きくなってきた・・・!


腰がダメだからきっと産めないと思う・・・と彼女は言っていたが、
順調に(?)おなかは大きくなっていった。


そして自宅でお産をさせた。

彼女は見事にお産婆さんをやってのけた。
5匹のかわいい猫ちゃんたちが誕生した・・・
知らせを聞いて飛んでいった。



母親になったミーちゃんも元気だ!
それにしてもミーちゃんも彼女もすごいもんだ・・・と感動してしまった


母親のおっぱいをみんな一所懸命吸っている。
「すごいなぁ」「がんばったなぁ」

私は里親探しを引き受けることにした。
みんな器量もいいし病気もないようだ。

きっと大事にしてくれるお家が見つかるよ!


我が家に連れてきて1匹ずつ写真を撮る。
生徒さんも集まってくれた

「わ~、みんな器量よしだね。」
「この黒いのはふーちゃんの仔猫時代にそっくりだわ」
「この猫ちゃんは毛色がちょっとめずらしいね・・・」
「○○さんちはどうだろ・・・猫飼いたいって言ってたよね」
「あら!ちゃんとおしっこしたらお砂かけてるわ~」

トイレのしつけも万全だ・・


チャミという茶色の仔猫を彼女の手元に残し、
あとの4猫ちゃんはそれぞれのお宅にもらわれて行った。


(左からY宅のミミちゃん、I宅のミューくん、A宅のジジくん
下はT宅のレイくん)

今では立派な成猫になった。
彼女の家にはミーちゃんとチャミの母娘が仲良く暮らしている。

猫はどんな猫もかわいい。
けれど飼うには覚悟と最低の知識が必要だ・・・
私たちはそう実感している。
人間の無知と無責任でこれ以上不幸な猫ちゃんを増やしてはいけない。
(記:2003.2.5)


 
これを書いてから22年が過ぎました

Himawariあれから5回ほど引っ越しまして💦
お産婆さんをやってのけた彼女も今はどうしていらっしゃるか・・・

2021.7月、夫が配達先で「うちの猫20歳になるんですよ」と
自慢してきたお宅があった・・・と。
お名前を聞いて

!!!

「それは間違いなくあのレイちゃんだよ!」
(その日の日記がこちらです)


翌年レイちゃんが亡くなったと聞きました
それでも21歳・・・。よく頑張りました~
(^^)/