ある日、ご近所の奥様からSOSの電話をもらった
そのお宅のキッチンの窓から裏の林が見えるらしく
「そこに黒いゴミ袋が捨てられていた・・・」と。
見に行ってみたら中がゴソゴソ動く!
開けてみたら、子猫が入っていたということで、
その猫を救出して預かっているが、ご主人が猫嫌いのため
これ以上は置いておけない・・・どうしたものか?!とのことだった。 |
電話ではらちが明かないと思い、とにかく訪問してみた。
ノラクロのような猫を抱えて奥さんが出てきた。
まだ小さくて可愛らしい。
これなら誰かもらってくれる人もいると思い預かることにした。
夫が手を出そうとしたら「フゥー」と威嚇。
警戒心の強い猫。
「たぶんひどい目にあったからでしょう・・・」と奥さんは言った。
そういえば数日前、マンションの子供たちが寄ってたかって
いじくりまわしていた猫かもしれない。
(子供たちは「可愛いから」と抱っこしたりなでなでしたりしてただけだと思う) |
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小さい時は何でも可愛らしい。特に子供たちは仔猫が好きだ。
でもその猫にもやがては盛りがきたり、 病気になったり、
まして死んでしまうなどという事など考えもしない。
子供が拾ってきてしまった猫・・・
その家なりの事情があって、きっと捨てに行ったのだろう
二度と帰って来られないように
ゴミ袋に入れて林の中に捨てたのだろうか・・・
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我が家に連れて帰ったものの何の準備もしていない。
一番驚いたのはなっちゃん・・・
「な、なにもの??」って顔でおびえてしまっている。
ちょうど家を新築するために借家住まいをしていた。
新居が完成するまでの間を借家で過ごした。広い家だった。
7部屋プラス10畳の台所・・・
その中の一部屋にこの「ノラクロちゃん」を監禁状態にした。
急いでトイレや食事のお皿などを買ってきた。
部屋に入れるのは私だけで、夫が入ると威嚇を繰り返した。
それにしても食べ方が異常!野良独特の「ガツガツ食い」
威嚇しながら食べてるようで”歯”が皿にあたってすごい音がする
「カツ、カツ、カツ!」
それにどこに入ってしまうの??という位食べる・・・
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(デジカメもスマホも無い時代なのでフィルムカメラで撮影
あとでスキャンしたノラクロくんが来た日の写真)
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食べるから当然、出るものも出る。
驚いたことに「ウ●チ」は真っ赤。
その「ウ●チ」に
らせん状になにか白いものが巻きついていた・・・
「何?これ」よく見るとそれは動いている・・・
「ぎぇ〜〜!」気絶寸前!!
「これって、あの、回虫とかいうの??」
夫は部屋には入れないので、
誰もいない部屋で(正確には私とノラクロちゃん)自問自答。
「ど、どうしたらいいのかなぁ」・・・「まずこれを始末しよう」
「ウ●チ」を片付け、翌日さっそく病院へ連れて行く。
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動物病院で回虫駆除の薬をもらい先生に聞いてみた
「あの、回虫ってどれくらいで治りますか?
この猫、うちの猫じゃないんです。
元気になったら誰かにあげようと思ってるんですけど」と。
「3ヶ月は様子を見てください。それで回虫がいなければ大丈夫です」
すでに生後3ヶ月にはなる猫・・・
これから3ヶ月もしたらかなり大きくなってしまう。
それからもらってくれる人なんているんだろうか?
あんなに食べるのにノラクロちゃんは、痩せている。
ガリガリで背骨が突き出しているほど。
食べたものはあの回虫にいってしまうのか・・・
そんな猫を人にあげるなんてことできない
夫に「ねぇ、この猫うちの子にしようか」と言った。
夫は困ったような顔をしたが答えは出ている。
「・・・そうだな」
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いつまでも名無しのノラクロちゃんではかわいそうなので、
名前をつけることにした。
私にしかなついてない・・・マザコンか?!
そうあのドラマを思い出して「ふゆひこ」くんにした。
(ドラマとは1992年のTBSドラマ「ずっとあなたが好きだった」のこと
マザコンと言ったらふゆひこさんと一般名詞化した) |