それは、4月3日のこと。 のんびりと半身浴などしていたところに、居宅介護支援事業所の代表をしている友人から電話がありました。 彼女のところは、施設は持たず、家にいらっしゃる方の介護をしてるのですが、そこへ派遣される職員の方の布製マスクを製作してほしいということでした。
こういう事業所へは一応国からマスクの配布があるらしいのですが、とてもとてもそれでは足らない。 職員さんは、30人近くいらっしゃって、その方たちが毎日マスクを取り替えて介護をされる。
このマスク不足の中、いつ手持ちのものが無くなるのか心配でたまらない。。
当然、一人でも感染者を出してしまえば営業は出来なくなるということで、すごく焦ってるということでした。
彼女とは30代のころからのお付き合いで、以前よくスカートの縫製や、お直しなどをしたことがあり、「布製マスク・・・といえば・・・!!そうだ、Himawariに頼もう」と思いついたそうです。
まぁ、思い出していただけるのはうれしいんですが、私も婦人のスーツなどは縫っていたものの、小物(ましてやマスクなど)は縫ったことはなく。 しかも、ウィルスを防ぐのが目的なわけだから、マスクの形をしてればいいというものではない。効果がなければ意味がない。
「いったん、持ち帰ります」と、その時はお返事を濁して、ネットなどで色々調べ、できるかどうか考えました。"(-""-)"
布製マスクで調べると、多くの動画も見つかり型紙などもアップされていました。 ただ、不織布マスクに比べると、ウィルスを防ぐ効果はかなり半減されるとなっている。 また、マスクの形はしているものの、効果のほとんどないものなどもアップされていて、相当の時間、パソコンの前でうなっていました。
その上、とにかく今材料を仕入れるのが至難の業!ゴムがない、白ガーゼがない、ノーズワイヤーがない・・・。 ここに、中国の業者が絡んでいて、モノが届かない、こんな時とばかりに値段を釣り上げてる・・・などと、クレームもわんさか出てきました。
こんな状態で、できるのか? 家族用に1枚2枚なら何とかなっても、彼女は100枚でも200枚でも欲しいと言ってるし。材料が続いていくのか・・・??
こうして悩むこと数時間。。。とにかく試作品を作ろうと思い立ち、まず自宅にある新品の5重ガーゼケットに目を付けました。
以前通販の会社に勤めていた時に社販で購入したアイボリーのガーゼケット。これを壊したらかなりの量つくれるのではないか!
こうして、にわかマスク工場は、まず「新品のガーゼケットを洗って壊すこと」から始まったわけです。"(-""-)"
いったいどうなる?つづく
****************
写真は、まずガーゼケットを洗い壊しているところ。ファブリックプラスという結構いいガーゼです。
|