富岡まで来たんだから、せっかくだから「富岡製糸場」へ行こうかということになって、ナビに入れてみたら、なんとたった2分!!と。 へぇ、そんなに近いのか。こりゃ、一度行ってみない手はない。
製糸場が近くなると、いたるところに駐車場が。お土産屋さんも続いていて、世界遺産に認定されたころはすごい人だったんだろうと容易に想像できる。 けど、この日はまったく人がいない。。その上、ポチリポチリと雨も降ってきた。 市営駐車場というところに車を止め、お土産売り場で傘を借りて、歩いて製糸場に向かう。 製糸場内には多少の人がいるものの、「右側通行でお願いします」とか、見学するルートに矢印なんかもいたる所にあって、一時は見学者がすごい人だったんだと思われる。
明治5年あたりに建てられたものが現存されてるというのがすごい。 富岡は養蚕が盛んで、原料の繭が確保できることや、広い土地や水の確保ができること、燃料の石炭も近くの高崎から採れるなどが、製糸場の工場建設に適していたらしい。
最初はフランス人を雇い入れて、器械製糸技術の指導が行われて、技術伝習工として15歳から25歳の若い女性が募集され、彼女たちは技術を習得後、それぞれの地元で指導者として活躍したんだとか。
多くの工女の活躍によって、絹産業に大きく貢献したんですね。
母の実家も昔は養蚕農家で、私が小さい頃、夏休みになると何日も泊まりに行ったもんです。蚕のことを「お蚕さん」と呼んでいましたね。 夜になると、お蚕さんのむしゃむしゃと桑を食べる音がしてましたっけ。 今もまだ数件の養蚕農家さんはいらっしゃるんだとか。
富岡製糸場は昭和62年まで115年も操業し続け、平成18年には重要文化財、平成26年には、世界遺産、国宝に指定されました。
雨の中、見られるところはすべて見学。場内は写真が撮れないので、外観のみの写真となりましたが、少し撮影しました。
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