病室に到着。 義母は、酸素マスクをして寝ていた。 呼吸がすごく苦しそうで、口で息をするからそのたびにマスクがずれて、鼻の方へ上がっていったり、顎の方へ落ちたりする。
私はマスクを直しながら「お義母さん、わかる?」と声を掛けてみた。 目で追って私を見るから、あぁ。。声が聞こえてるんだとわかる。 少し口をパクパクするような感じがして、何か言いたいのか、どうしたらいいんだろうかと胸が痛くなる。。
時々、顔を上へ向けのけぞるような形になって、赤ちゃんの”イヤイヤ”みたいな顔をする。 このマスクを取って欲しいんだろうか。。寝返りを打ちたいのか。。その辺りがわからないけど、みているのが辛くなる。
眠っていられたらいいのに・・と思うけど、目をあけたままでじっと私を見ている。
何か言いたいことがあるのかもしれない。きっとあるんだ。 じっと義母の目をみて、何を言いたいのと聞いてみるけど、やっぱり私にはわからない。
しばらく、私とHideちゃんとで付き添うことに決める。
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