夕べ、3時過ぎ、私の足元をバタバタと、誰かが通って行った。 桐ダンス婆さんが引っ越した後、すぐに40代の人が入って来たが、彼女は仕事先で倒れたらしく、体に麻痺が出てるので一人では歩けない。
・・・ということは、「一人で動いちゃだめよ」と何度も言われてたおばあさんだなぁ。。 「いいのかなぁ。。一人で動いて・・・」「看護師に見つかったら怒られるんじゃ?」「看護師に知らせた方がいいのかなぁ」
あ、いやいや、お節介はよそう。
しかし、おばあさん、いくら待っても帰ってこない。 おい、どうした?!何処かで倒れたりしてないだろうなぁ。。 あぁ。。もう気になって仕方ない。
私もトレイに行くという体で、ちょっと行ってみるか・・・。 廊下に出てみたが、見渡してみてもおばあさんはいない。 トレイで倒れたりしてないだろうか。 もしかして、私の勘違いだったのか。 自分もトイレを済ませ、部屋へ戻ろうと廊下を歩いていたら、遥か遠くで声がした。「部屋わからないんですか?」 振り向いてみたら、看護師とおばあさんが立っていた。 「あぁ。。Himawariさ〜ん、同部屋でしたよねぇ〜」
どうやら、おばあさん、迷子になったらしい。
「こっちですよ、こっち、こっち」手招きする。 「一人でトイレへ行ってはいけないと言ったでしょう」と看護師に怒られながら、帰ってきた。 困ったばあさんだなぁ。。
朝食。 目玉焼きが出た。ヨーグルトもまぁまぁ美味しい。ご飯以外は完食。
昼食。 煮魚、ナスのおひたしみたいなのが出た。色は相変わらずこんな感じ。(茶色?)笑
廊下に体重計があったので、乗ってみた。ずっと絶食だったから相当痩せたか?と期待したが、案外点滴で栄養を入れられてたからか、そうでもなかった。
写真クラブの例会(会費や映像)のことで、マリコさん、カヲルさん、そして会計担当のK氏とそれぞれLINEでやり取りする。 皆、私が入院しているとは思ってない。LINEとかメールとか、こういう時便利で、そして面白いなぁと思う。
相手がどんな格好でどこで会話してるかなんて、わからない。 いつもと変わらず、元気で自宅にいるだろうと思ってくれる。 私はそれでいい。変に入院してるだの、具合が悪いだの、手が腫れて文字が打ちづらいとか・・・そんなこと言う必要もない。 やたらに気を使わせたくないから。
そして、数日たって、日記でも読んでくれて
えぇぇ〜〜〜、入院してたのぉ〜〜〜?
って、やつが、少し楽しい。
点滴は全部はずれたが、腫れあがった手がプンプクプンで、「これは手か?」と思うくらい。 「冷えピタ」を買って届けてもらったので、それを貼って冷やす。
S婆さん、あまり具合がよくないみたい。あんなににぎやか婆さんがいた時はお元気だったのになぁ。 頭が熱っぽく痛いというので、冷えピタをあげたら、気持ちいい、効いたみたいだと喜んでくれた。 一応看護師に報告すると、病院には冷えピタは置いてない(あくまでも何度も使えるアイスノンを使う)ので、お礼を言われた。
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