眼鏡を計るのは簡単なことだけど、この”父の目”を検眼てのが難しい。 見えてるのか見えてないのか、こちらとあちらとどちらが見えるのか、次々と聞かれ戸惑う父。。 もともとおとなしい父。その上やはり年齢特有の反応の鈍さとかもあり、その上かなり見えないわけだから、もうどう答えたらいいのか困ってる感じ。
店員さんも一生懸命やってくださってるから申し訳なくなって、隣でこちらからも声を掛けてしまう。 「どう?お父さん、見える〜?どう?」
「・・・うぅん。そうだなぁ。。まぁ、見えるか見えないかっていえば見えないなぁ。。」 「・・・あ、見えないわけだね。。」(-_-;) こちらはどうでしょうか?と店員さん。
「こちらのが少しいいですか?それとも前のがいいですか?」
まぁ。そうカシャカシャと取り替えられても、父にしたら取り替えられてるのもわかってないから、どれとどれを比べたらいいのかもわからなのと違うか??
「・・・・・」
「これと」カシャ。「これです」カシャ。。 おい、早いだろ!と突っ込みたくなるけど、店員さんは若いからね、そりゃ仕方ないかもしれないけど。
途中で「腰が痛くなった」と言って父が休憩を申し出た。おぉ。。おとなしい父がそう言うんだから余程痛かったんだろう。 暗闇でカシャカシャやられて疲れちゃったらしく、気持ちも悪くなったらしい。(ーー;)A
休憩を挟んでふたたび挑戦。
いろんな拡大鏡が登場する。父の場合眼鏡だけでは補えないらしい。 新聞などを読むにはさらに拡大鏡が必要なんだとか。
虫眼鏡みたいのものから、デジタル拡大鏡、大きな読書機ってやつも登場するが、結局一番父が見えるようだという球体を半分にしたような形のを購入。 さらに老眼鏡を新しく作り直す。
疲れた。全部で3時間くらいかかった。 店員さんもお疲れだろう。一番疲れたのは父だろうけど。
帰りにBE内で夕食をたべる。
ふたたび、さきほどの交差点へ。
夜景に浮かぶシルエット。。ヒョロリとした兄と、もともと小さいけどさらに小さくなった父がひとつの傘の中で、なんかいい写真ですな。。(^^)
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